今の時代は学歴社会といわれていますが、高学歴でないと絶対に成功しないというわけではありません。
高卒の人が大卒の人に対して抱くコンプレックスだけでなく、大卒の人の間でも格付けがあり悩みを抱えている人は少なくありません。いい学校に行っていい会社に勤めることが成功の秘訣、というパターンを親から言われて育った人も多いですよね。
学歴は確かに就職や仕事をする上で有利になる場合もありますが、低学歴であることが問題なのでなく、それをコンプレックスに思ってしまう自分がいちばんの問題なのです。ではどうやって学歴コンプレックスを取り除いたらいいのか、オススメの方法についてご紹介したいと思います。
学歴コンプレックスの実態について
自分よりもほかの人がうらやましく見えることって色々あります。社会生活の中では収入や肩書などは大きな比較基準になりますが、その根底になるのが学歴コンプレックス。
自分の出身高校や大学に劣等感を感じるもので、学歴により自分がほかの人よりも劣っている、また社会は学歴を基準に判断していると理解するものです。すると学歴がすべてになり必要以上に執着し、成功できない理由はすべて学歴のためだと納得してしまいます。このようなコンプレックスをいつまでも抱えていると、自分の人生の可能性は狭くなり新たな発見もできなくなってしまうのです。
高学歴な人を嫉妬する、または人の学歴がとても気になるなど、誰にでもそんな体験は多少はあります。しかしコンプレックスになるとそんな劣等感が表面化してしまい、自分の生活にも悪影響ばかりになります。実際に学歴コンプレックスを経験した人は多く、統計によるともっとも少ないのが年収300万円以下の層。これはフリーターや職人などが多いため、学歴よりも実力で評価されているからでしょう。
学歴の違いでおこるコンプレックスの特徴
学歴コンプレックスは大学に行ってない人だけではなく、それぞれの最終学歴により抱える悩みが違います。たとえば中卒の人は、社会生活全体的に風当たりが強いと感じることがあり、高卒は大卒の人の方が昇格が早い、自分よりも経験年数が少ないのに年収が高いなど待遇の違いに劣等感を感じます。
大卒者でも学歴コンプレックスを抱える人が多く、有名大学に入れなかった、偏差値が低い大学を卒業しているなど、大学のレベルに差を感じています。周囲の人に対してライバルを意識を持つことは、モチベーションを上げる為に良いことではありますが、あまりにも執着しすぎるとストレスやコンプレックスの原因なのです。
自慢できるものを増やそう
学歴コンプレックスを取り除くためには、学歴以外で対抗できるなにかを見つけることがポイントです。たとえば趣味を極める、資格を取得する、おしゃれにこだわることもよいでしょう。
夢中になれるなにかを持つことで、自然と自分に自信がわき学歴以上の価値を見つけることができます。どうしても学歴にこだわるなら通信制の大学や夜学に通うことも可能なので、現在の自分の学歴のために可能性を狭くすることは避けましょう。そんな卑屈な性格が徐々にマイナス的な要素を取り込んでしまいます。
小さな目標を達成しよう
毎日の生活や自分の人生を豊かにするのは、自分自身の満足度を高める事です。大学に行ってないから自分はダメ人間、というマイナス思考ではせっかくのチャンスも見逃してしまいます。
そこで学歴コンプレックスをなくすには、もっと成功体験を増やすことが必要なのです。自分にはできない、無理だ、という壁を取り除くためには大きなハードルを乗り越えるよりも、小さなゴール設定を作りひとつひとつクリアして自信を持つことが大切です。日々の積み重ねや経験は学歴だけで戦えるものではなく、自分の努力として人生を豊かにする要素になっていきます。
低学歴の人が抱えるコンプレックスの根底は、成功するためのプロセスが少ないことがあげられます。たとえば大卒の人は受験のために色々な努力をしていますが、低学歴の人にはその経験がありません。「合格」という成功プロセスの体験がないため、本当は学歴でなく学歴を手に入れた努力に対して嫉妬しているのでしょう。
周囲の評価を気にしすぎない
周囲の評価を意識しすぎると、自分の本当の魅力や能力を発揮することができません。そもそも学歴コンプレックスは周囲の反応があるために生まれるもので、興味を持たない人達に囲まれていれば学歴なんて全く意味がないものになります。
大切なのは自分の満足度とありのままで受けて入れてくれる大切な人の存在。恋人や友達、家族など本当の自分の素晴らしさを理解してくれる周囲の存在が、学歴コンプレックスを解消するサポートになるでしょう。そして自分のなかにいつまでも残る劣等感などのネガティブな発想を、プラスに転換する心がけも大切にしてください。
